事務職 秘書のリスキリング:キャリアアップ戦略
かつて秘書といえば、書類の作成や整理、スケジュール調整、来客対応といった事務作業を中心とした職務を担っていました。しかし、近年の情報通信技術の進歩や世界規模での経済活動の広がりは、秘書の働き方に大きな変化をもたらしました。もはや、従来の事務作業だけでは務まらず、経営層を支えるより高度な役割が求められています。まず、経営判断を助けるための情報収集や分析能力が重要になっています。膨大な情報の中から必要な情報を迅速かつ正確に集め、それを分かりやすく整理して経営層に提供することで、的確な意思決定を支援します。また、資料作成についても、単なる文書作成にとどまらず、図表やグラフなどを用いて視覚的に訴求力のある資料を作成する能力や、プレゼンテーション資料の作成支援なども求められるようになりました。さらに、事業計画の立案や推進といったプロジェクトへの参画も増えています。会議の調整や議事録作成だけでなく、プロジェクトの進捗管理や関係部署との連携など、プロジェクトを円滑に進めるための役割を担う場面も出てきました。加えて、企業活動が世界規模で展開される中で、語学力を生かして海外とのやり取りや通訳、翻訳業務を担うケースも増えています。このように、秘書の職務は多岐にわたり、求められる能力も高度化しています。そのため、常に新しい知識や技術を学び続ける姿勢が必要不可欠です。情報通信技術に関する知識や語学力の向上はもちろんのこと、経営学や経済学といった専門知識を習得することも重要です。変化の激しい時代に合わせて、自ら学び続け、能力を高めていくことで、秘書としての活躍の場はさらに広がっていくでしょう。
